ひと昔前、結婚すると女性は「家に入る」のが当たり前の世の中でした。しかし時代は変わり、1986 年 4 月に男女雇用機会均等法が施工され、1990 年代には男性のみが働く世帯を共働き世帯が上回って以来、共働き世帯は増加し続けています(※1)。
そこで疑問に思ったのが、夫婦のあり方や社会情勢は変わっているのに住宅は変わっていないということ。「家が、暮らし方にフィットしない単なる箱型の売りものになっているのではないか」と考えました。
女性が結婚後も社会で働くことが珍しくなくなった今、そんな時代に合う新しい住まいが必要とされています。そこで誕生したのが、働く女性を応援する住まい「CHU!」の家です。
では、働く女性にやさしい住まいとは、どんな家なのでしょうか。「共働き女性を応援する家」を考えるにあたり、250 人の働く女性にアンケートを実施。理想の住まいへの思い、家事に関する悩み、現在の暮らしへの不満を伺うなかで、共働きの女性に求められている住まいを分析しました。
一番驚いたのは、常に「家族の心地よさ」を考えていること。右記アンケート()では、住まいを選ぶ際に重視するのは、自分が長い時間を過ごす“キッチン”ではなく家族団らんの場所である“リビング”を選び、住まいを重視するポイント()に“家事動線”よりも“日当たりや風通し”を選んでいます。
決して自分本位ではなく、家族への愛、母性を感じる結果となりました。“家事ラク”を求めているのは、自分がラクになりたいのではなく、家族との時間をつくるのが目的だといえます。
そのため「CHU!」の家には、家族がくつろげるLDKを広々とさせるほか、日当たり、風通しを高めるための工夫を詰め込んでいます。
現在の住まいへの不満()は“収納が少ないこと”。ここでも家事や片付けをスムーズにこなして、家族との時間をつくりたいという思いが伺えます。
収納は数がたくさんあっても使いこなせません。適材適所の収納をまとめて設けることで、忙しい共働きの女性でもササっと片付けができる、いつでもすっきりしている家を実現しています。
現在の住まいや家事への不満をきくと(、、、)、家事に対してストレスがたまっている様子がわかります。奥さまにとっては家事がしづらく、ご主人は当たり前のように家事に参加していないのが現状。「手伝う」という意識で家事に参加することが夫婦げんかの原因となることもあるようです。
「CHU!」の家では、奥さま自身にとって家事がしやすく、家族も家事に参加しやすい間取りや設備を取り入れています。
室内干しの環境が整った洗面洗濯室を充実させることはもちろん、家族で並んで作業できるキッチン、ご主人や子どもたちがすすんで収納できるクローゼットなど、奥さまが「自分だけがやらなくていい」仕組みをつくりました。夫婦がお互いにほめ合って、協力し合うことが最も大切です。
奥さまががんばりすぎない家は、家族がいつも笑顔でいられるはず。涙ぐましい努力をすることなく、かしこく、おしゃれに暮らすのが今どきの共働きファミリーです。
働く女性の願いは「家族が暮らしやすく、幸せである」こと()。「CHU!」の家は、共働き女性のそんなシンプルな願いを叶える家を目指しています。
参考資料:
※1 総務省「労働力調査特別調査」「労働力調査(詳細集計)」